2007年11月24日

ある晴れた日に

ある晴れた日に

寒い寒い冬空のもとに

ただ立ち尽くして

北風にゆれる木々に想った

こんなにがんばって、慌ただしくもがいて

風に逆らえるわけでもないのに

力も無いくせにいきがって


なんになるの?


貴方ははるか彼方

見つめて、見つめて

なにも言わず立ち尽くす

どうにもならない想いに

ただ泣いて

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがきみたいなもん

ニックネーム ハォ at 12:26| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

Hao World

このソラの向こうに

夜の帰り道、信号、トラック、前から来る自転車、高いビル。
目の前がぱっと開ける。
都会の中の田んぼ。夜空が見えて、夜風が吹きぬける。
こんなに大きな空があったなんて忘れていた。

遠い昔、つまずく事を恐れて、擡げる頭が重くて、下を向いて歩いていた日々。
空は確かにそこにあったけれど気づかなかった日々。
私は彼らのおかげで気がついた。空がそこにあることを。世界がいかに狭い事を。

悩んで悔やんで成長してやっと空に近づけたと思ったけれど、やっぱり空は高かった。
飛行機が飛ぶ高さよりもっともっと上があって、宇宙に出る。
宇宙は空よりもっともっと広くて心細くなってしまう。心が潰れてしまいそうになる。

いつか聞いた話だけど、地球を地球儀の大きさにしたら空はごみ袋の薄さらしい。
そして、私たちは地球に住む微生物。
だけど、地球には私たちから見た微生物がいて、もしかしたら微生物から見た微生物がいるのかもしれない。

この広い広い宇宙のちっぽけな地球のなかで、無限の可能性のなかで希望のなかで人は空に何を見るのだろう。
青空と虹.JPG

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ニックネーム ハォ at 15:32| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

バロウ

第五話...
ばかばかしい。そんなことをしても無駄だというのに。

バロウが立ち去ろうとしたその時。

「そこで、全ての責任を中央の森の赤毛皮、バロウに任そうと思う」


またもや大歓声。


「ちょっ、冗談じゃない!!」バロウが声をだした。

「そうだ、これは冗談ではない。バロウよ、我等とてバカではない。直球で勝てる相手とはおもっとらんよ。賢い者が必要なのだ」


バロウはあきれ気味にいった。
「私の父に頼めばいいだろう」

「確かにおぬしの父は森で一番賢かった。だが、それは昔の話。わかれて暮らしとるおぬしは知らんだろうが、あの方は少々年をとってのう…その…少し、ぼんやりしておられる」

長老が続けて言った。
「おぬしの母上は東の森で亡くなられた。その仇をとらぬか?」

「残念だが、却下だ。確かに私には母より身近な者はいなかったが、その仇討ちに行くほど私は感情的ではなくてな」バロウは冷たく笑った。

「あんたの妻も危篤状態だぜ」ジャカはこの状況を楽しんでるようだった。

 
バロウはジャカを睨んで言った。
 「私は、あの女が好きではない」

 「あの者は少々、性格が悪かったがそれでもおぬしの妻であろう?」

 「もう、たくさんだ!私に責任を押し付けようとするなら御勝手に!!だが、私はアラーとかかわるのは御免だ」

「では、死したもの達への償いとして、おぬしを処刑する」

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ニックネーム ハォ at 13:21| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

バロウ

第四話...
中央森で集会が開かれた。

西の森から南の森からと森に住む全ての動物が集まった。議長は東の森に住んでいた長老の牡鹿だった。

「皆も知っていると思うが、我等の東の森がアラーの手によって全壊した」

それから、長老はざわめきが少し収まるまで待って言った。
「東森のほとんどの者が怪我を負って命からがら逃げてきた。中には、死した者もおる」

そして、怒りの声が次々に上がった。長老はそれを制して言った。
「我等とて、やられっぱなしにゃいかん。アラーを東の森から追い出そう!」

今度はわぁぁぁっと歓声があがった。

ニックネーム ハォ at 12:44| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

バロウ

第三話...
「嘘ではないよ」一匹の大鷲がジャカの横の枝にとまって言った。

「先程、東の森を上空から見てきたけど、その話は本当だ。それと、土産だよ」

そう言って、口にくわえていた灰色の毛玉をペッと吐き出した。

灰色の毛玉はキャンと鳴いてバロウの足元に落ちた。

「なんだこれは?」バロウはそのもぞもぞ動く毛玉からする匂いに顔をしかめた。
こいつの匂いはまるで、まるで…

「最後の灰色毛皮族だ。暴れるもんだし、ウサギよりずっと大きいから運ぶのに苦労したんだぞ」大鷲が言った。

「滅んだのでは?」バロウは足元の狼から一歩下がって言った。

「そいつは子どもだからな。助かったんだろうよ」そっけなく大鷲が言った。

ニックネーム ハォ at 18:46| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

SOUL

 -Soul- 

狼の歌
魂ゆさぶる王者の歌

鳥の歌
空舞う者の恋の歌

鹿の歌
大地を翔ける使者の歌

私の歌
誰も知らない心の歌

       by HAO

P.S.
クサイ?ちょっとくさかった?
ニックネーム ハォ at 14:14| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

バロウ

第二話...
「ふん。ざまーねぇな。」話を聞いたバロウがせせら笑ってると、カササギは真面目な顔をして話し始めた。

「が、このニュースは俺にとってもあんたにとっても他人事じゃないんだよ。」

「灰色毛皮族の滅んだ理由だろう。」

「あれ?もう聞いていたのか?」

「いや、そう思っただけだ。」バロウは黄色い眼をカササギに向けた。

カササギはぶるっと身震いしてから言った。
「そうか。。。実はな、灰色毛皮はアラーに立ち向かって死んだ。」

「バカなヤツらだな……。だが、奴等、ただ無意味にアラーを襲うほど無能ではないだろう?」

「東の森が壊滅した。」

「なんだって!?」

 バロウがあまり大きな声をだしたので先程のアナグマが
「うるせぇーぞ!!」と遠くで叫んでいた。

「確か、あんたの奥さんは東の森に住んでるんじゃなかったけ?」カササギが嬉しそうに言った。

バロウはカササギの言葉を無視した。

「なぜだ。アラーの仕業なのか?」

「木を切って、土を掘り返している。どうやら、そこに住みつくようだ」

バロウは憤慨した。
「なんてヤツらだ!!己の住処でじっとしていればよいものを!わざわざ木を切る必要があるのか!?」

 それから、バロウははっとした。カササギを睨んで言った。
「ジャカ、嘘をついているのか?」

ニックネーム ハォ at 12:54| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バロウ

第一話...
静かな朝、バロウは朝露に濡れながら森の中を歩いていた。


「ニュース!大事件だ!おぉぉぉぉいぃぃっ!みんなそのからっぽの脳みそ早く起こしな!」カササギが騒ぎ立てていた。


「うるせぇっ!朝飯にされてーのか!」アナグマが叫ぶとケタケタ笑いながら、バロウの頭上の枝にとまった。
 「ぉゃ…、これはこれは、赤毛皮のバロウ様じゃーん?今日はどこにお出かけかなぁ〜??頭がでかくて体がふんぞり返ってますよぉっ!」

バロウはあざ笑いながら言った。
「またろくでもないニュースを運んできたか。いつになったら、この森にまともなニュースが流れるんだ?」

 カササギはまたケタケタ笑った。
「今回のは、特別おもしろい。」
「他人の不幸は蜜の味、か」

「でも、今回のは特別面白い。」

「なんだ?」

 カササギは嫌味な笑いをうかべた。

ニックネーム ハォ at 12:53| 小説/詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする